特集 日常診療で遭遇する睡眠-覚醒障害
日常診療で遭遇する睡眠-覚醒障害の診断と治療 睡眠関連運動障害群
宮本 雅之
1
1獨協医科大学 看護学部看護医科学(病態治療)領域
キーワード:
レストレスレッグス症候群
,
ポリソムノグラフィー
,
睡眠覚醒移行障害
,
歯ぎしり-睡眠時
,
睡眠時随伴症
,
夜間ミオクローヌス症候群
,
有痛性筋れん縮
Keyword:
Sleep Bruxism
,
Nocturnal Myoclonus Syndrome
,
Muscle Cramp
,
Polysomnography
,
Restless Legs Syndrome
,
Sleep-Wake Transition Disorders
,
Parasomnias
pp.1605-1610
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021114919
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<Headline>1 睡眠関連運動障害群は、比較的単純で、通常は常同的な運動により、睡眠や入眠を妨害することを特徴とする睡眠関連疾患である。2 本カテゴリーには、むずむず脚症候群(RLS)、周期性四肢運動障害、睡眠関連下肢こむらがえり、睡眠関連歯ぎしり、睡眠関連律動性障害、入眠時固有脊髄ミオクローヌスなど10種類の疾患が含まれる。3 不眠の原因の1つに、RLSを代表とする睡眠関連運動障害も銘記すべきである。4 睡眠時の異常運動の確定診断には、患者およびベッドパートナーからの詳細なる病歴の聴取とビデオ監視下での終夜睡眠ポリグラフ検査が必要である。
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