特集 インバウンドに備える
医療インバウンドとは 日本における医療のインバウンドの実情 外国人患者の種類と傾向、国の施策状況
岡村 世里奈
1
1国際医療福祉大学 大学院医療経営管理分野
キーワード:
保健医療政策
,
国際保健
,
患者の受入れ
,
外国人
,
受診率
Keyword:
Health Policy
,
Global Health
,
Patient Admission
pp.835-841
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020331340
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<Headline>1 近年、わが国では、訪日外国人旅行者や在留外国人の全国的な増加を背景として、医療機関を受診する外国人患者が増えてきている。こうした状況を踏まえ、外国人患者の医療対応に関する国の施策も次々と発表・実施されるようになってきている。2 新型コロナウイルスの影響で、現在一時的に医療機関を受診する外国人患者の数は減少しているが、長期的な視点で見れば、医療機関を受診する外国人患者の数は増えていくものと考えられる。3 そのため、医療機関においては、自院を受診する外国人患者の状況や特徴をはじめとして、地域の状況や自院の機能や役割等を踏まえながら、自院において最も適切な外国人患者の受入れ体制整備の在り方を検討し、その整備を進めていく時代に突入したといえよう。
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