特集 患者指導、医師のこの一言が患者を変える
疾患別指導 サルコペニア、フレイル
荒井 秀典
1
1国立長寿医療研究センター
キーワード:
骨粗鬆症
,
アルゴリズム
,
評価基準
,
筋肉減少症
,
フレイル
,
ロコモティブシンドローム
Keyword:
Algorithms
,
Osteoporosis
,
Frailty
,
Sarcopenia
pp.1047-1050
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2023020834
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<Headline>1 高齢化とともにサルコペニア、フレイルなどの加齢に伴う病態を有する高齢者が増加している。2 サルコペニアは骨格筋の加齢に伴う変化に加えて、遺伝的要因、疾病要因、生活習慣等が加わって発症し、転倒、生活機能障害、摂食嚥下障害、要介護状態、死亡などにつながる。3 フレイルは全般的な加齢に伴う変化であり、身体的、精神心理的、社会的側面を有し、サルコペニア同様、様々な臨床転帰へとつながる。4 いずれの病態も健康寿命の妨げになるため、早期診断、早期治療・介入が必要であり、その予防・介入により健康寿命の延伸が期待できる。
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