原著
北海道における不規則なRSウイルス感染症流行パターンの解析
長 和俊
1
,
西村 千織
,
朴澤 博之
,
橋本 孝史
,
山本 ルイス
1北海道大学病院 周産母子センター
キーワード:
人口
,
RSウイルス感染症
,
北海道
,
疾病の流行
Keyword:
Population
,
Respiratory Syncytial Virus Infections
,
Epidemics
pp.1477-1482
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2023012735
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乳幼児RSウイルス感染症の重症化予防対策を効率的に行うには,流行パターンの変化に対応可能な普遍的知見の集積が必要である.本研究では,2017年度に北海道でみられた異質な流行パターンを他年度と比較した.2017年度の流行は,2016年度の流行終了を待たずに始まり,明瞭なピークを形成しないまま報告数が多い状態が持続した.報告数のピークが低い年度では,流行の収束が遅れる可能性を念頭におく必要がある.
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