総説
起立性調節障害研究,睡眠研究等からみた思春期の「朝の起床困難」に関連する背景因子
神山 潤
1
1東京ベイ・浦安市川医療センター
キーワード:
概日リズム
,
思春期
,
睡眠
,
断眠
,
概日リズム睡眠障害
,
起立性調節障害
Keyword:
Sleep Deprivation
,
Sleep
,
Puberty
,
Circadian Rhythm
,
Orthostatic Intolerance
,
Sleep Disorders, Circadian Rhythm
pp.1483-1488
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2023012736
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
朝の起床困難は起立性調節障害の主要症状だが,思春期の代表的な睡眠関連課題でもある.思春期の朝の起床困難への対応方法の手がかりを得る目的で,従来の起立性調節障害研究,睡眠研究等を検討,思春期の朝の起床困難に関連する背景因子を整理した.その結果思春期の朝の起床困難に関連する背景因子はbiopsychosocialで多様なことが明らかとなった.思春期の朝の起床困難には身体的・心理社会的因子に配慮して対応することが重要と考えた.
Copyright© 2022 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.