症例報告
RSウイルス感染に続発した発作性寒冷血色素尿症の1例
藤井 聡子
1
,
中尾 寛
,
竹澤 芳樹
,
坂本 淳
,
井口 晶裕
,
石黒 精
1国立成育医療研究センター 教育研修センター
キーワード:
Methylprednisolone
,
ヘモグロビン尿症-発作性
,
RSウイルス感染症
,
赤血球輸血
Keyword:
Erythrocyte Transfusion
,
Methylprednisolone
,
Hemoglobinuria, Paroxysmal
,
Respiratory Syncytial Virus Infections
pp.1361-1363
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2022318456
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発作性寒冷ヘモグロビン尿症は、稀少な自己免疫性溶血性貧血であり、小児の急性感染症後に一過性に発症する。一般的な上気道感染の病原体であるRSウイルス感染後に、発作性寒冷ヘモグロビン尿症による重症貧血を発症した1歳3ヵ月女児を経験した。急性気道感染後に進行する溶血性貧血では、発作性寒冷ヘモグロビン尿症を鑑別にあげることが重要である。
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