特集 基本理論に基づいた小児漢方診療
疾患別漢方治療 循環器疾患
玉田 耕一
1
1介護老人保健施設雪見野ケアセンター
キーワード:
漢方薬
,
ショック
,
心臓血管疾患
,
心不全
,
不整脈
,
起立性調節障害
Keyword:
Arrhythmias, Cardiac
,
Cardiovascular Diseases
,
Drugs, Chinese Herbal
,
Heart Failure
,
Shock
,
Orthostatic Intolerance
pp.73-77
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2022057084
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▼漢方薬の作用は、生体機能の全身的な調節・調和作用がおもなものであり、機能性疾患に用いられる。▼小児の東洋医学的特徴は、肺・脾(胃)・腎の気(生命活力)が不足しやすく、心・肝の気が旺盛なことである。▼小児の循環器疾患のなかで、起立性調節障害は心身症としての起立性調節障害を含めて、漢方薬治療の有用性が高い。▼乗り物酔い予防に五苓散、熱中症予防に白虎加人参湯など、予防薬としても用いられ、有用性が高い。
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