特集 頭痛診療の基本から最新の知見まで
頭痛を訴える疾患 慢性頭痛を訴える疾患 起立性調節障害と脳脊髄液減少症など
呉 宗憲
1
,
竹下 美佳
,
山中 岳
1東京医科大学 小児科・思春期科学分野
キーワード:
頭蓋内圧低下
,
頭痛障害
,
起立性調節障害
Keyword:
Intracranial Hypotension
,
Headache Disorders
,
Orthostatic Intolerance
pp.1333-1337
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021340918
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●起立性頭痛は低髄液圧による頭痛やPOTSにみられやすい。●POTSでは頭痛、特に片頭痛を合併しやすい。●起立性頭痛は片頭痛様であるが、臥位で改善し持続時間が短い点が異なる。●慢性頭痛では、他の併存頭痛、廃用性機能障害、背景にある認知・行動特性を含めて病態を捉える必要がある。●慢性頭痛では心理社会的アプローチが重要である。
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