特集 脳脊髄液動態異常の病態と画像所見:新しい概念と最新の診断・治療
脳脊髄液減少症 臨床と診断
佐藤 晶
1
1新潟市民病院 脳神経内科
キーワード:
MRI
,
頭痛
,
放射性核種イメージング
,
硬膜外血液パッチ法
,
頭蓋内圧低下
,
立位
,
髄液漏
Keyword:
Standing Position
,
Headache
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Radionuclide Imaging
,
Blood Patch, Epidural
,
Intracranial Hypotension
,
Cerebrospinal Fluid Leak
pp.1306-1319
発行日 2017年11月26日
Published Date 2017/11/26
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2018019868
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脳脊髄液減少症は起立性頭痛を主徴とする疾患であるが,症状の多彩さや画像異常をとらえにくいことから,診断治療の機会を失っていた患者が多く存在したと思われる疾患である。診断や治療の標準化の試みは始まったばかりであり,感度,特異度,簡便性のすべてに優れた検査方法はまだ確立されていない。臨床症状と画像検査を組み合わせることにより適切な患者に治療を行えるよう,今後の丁寧な診療の蓄積が必要である。
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