特集 学童期の神経疾患のファーストタッチから専門診療へ
主要神経症候に対するファーストタッチ 専門医紹介前のアプローチ 意識障害、けいれん(発作)
岡西 徹
1
1鳥取大学 医学部脳神経医科学講座脳神経小児科学分野
キーワード:
意識障害
,
鑑別診断
,
てんかん重積状態
,
脳波記録法
,
けいれん性発作
,
意識レベル
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Status Epilepticus
,
Seizures
,
Consciousness Disorders
,
Electroencephalography
pp.5-16
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021085344
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●意識障害とけいれん(あるいは発作)は小児救急の神経症候として最も重要な所見といえる。●学童期に入ると乳幼児期に多かった発熱に伴う意識障害やけいれんは比較的減り、他の要因によるものが多くなる。●意識障害やけいれんは重篤な疾患が隠れている場合があり、またけいれんを迅速に止めることは神経予後を左右する。適切な評価と対処が必要である。
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