特集 医療安全とともに学ぶ「小児の鎮静」
医療現場における鎮静の実際 救急外来での鎮静・鎮痛
林 卓郎
1
,
新田 雅彦
1兵庫県立こども病院 救急科
キーワード:
Fentanyl
,
Midazolam
,
危険因子
,
病院救急医療サービス
,
催眠剤と鎮静剤
,
麻酔回復期
,
無痛法
,
カプノグラフィー
,
小児保健医療サービス
,
精神鎮静法
,
リスク評価
Keyword:
Midazolam
,
Hypnotics and Sedatives
,
Fentanyl
,
Child Health Services
,
Risk Assessment
,
Capnography
,
Emergency Service, Hospital
,
Risk Factors
,
Anesthesia Recovery Period
,
Analgesia
pp.1731-1737
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021054043
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●救急外来での鎮静・鎮痛は、検査・処置の適応を慎重に判断し、人・物(薬剤の選択を含めた)・場所を含めた最善の準備を行う。●特に救急外来では、複数診療科の医師が鎮静・鎮痛を行うため、医療安全の面からも共通のプロトコールや院内の指針等の作成が望ましい。●鎮静・鎮痛に際して、生理学的評価、気道・呼吸・循環・中枢神経の評価は重要である。●鎮静・鎮痛を行う際のモニタリングではカプノモニターも有用である。●救急外来での鎮静・鎮痛では、全身麻酔時に使用される最終飲食からの時間を必ずしも踏襲する必要はなく、リスク評価と必要な処置や検査の内容を鑑みて行う。
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