特集 医療安全とともに学ぶ「小児の鎮静」
鎮静の基礎 鎮静薬の管理上の問題点
後藤 一美
1
1聖路加国際病院 薬剤部
キーワード:
向精神剤
,
催眠剤と鎮静剤
,
病院薬局業務
,
物質関連障害
,
劇薬
,
毒薬
Keyword:
Hypnotics and Sedatives
,
Psychotropic Drugs
,
Substance-Related Disorders
,
Pharmacy Service, Hospital
pp.1725-1729
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021054042
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●鎮静薬の管理上で問題となる点はおもに2つあり、第1はその習慣性であり、麻薬、向精神薬、習慣性医薬品がある。第2はその毒性であり、毒薬、劇薬などに指定され厳格な保管管理が求められる。●麻薬、向精神薬や毒薬は盗難や乱用に関連する犯罪防止の観点より、強固な保管庫による施錠管理と使用の記録が義務づけられており、習慣性医薬においても準じた保管管理が推奨される。●国際標準ではその薬剤が誤って投与されたとき、患者に重大な被害をもたらす薬剤をハイアラート薬として指定し、前述の薬剤に準じた厳格な管理が求められる。
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