特集 医療安全とともに学ぶ「小児の鎮静」
医療現場における鎮静の実際 腎臓領域の鎮静
平本 龍吾
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1松戸市立総合医療センター小児医療センター小児科・小児集中治療科
キーワード:
Ketamine
,
Midazolam
,
催眠剤と鎮静剤
,
腎臓
,
生検
,
小児保健医療サービス
,
親の同意
,
深い鎮静
,
未成年者本人の同意
,
呼吸抑制
,
腎出血
Keyword:
Biopsy
,
Ketamine
,
Midazolam
,
Hypnotics and Sedatives
,
Respiratory Insufficiency
,
Child Health Services
,
Kidney
,
Deep Sedation
,
Parental Consent
,
Informed Consent By Minors
pp.1739-1743
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021054044
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●小児の腎生検は深鎮静が必要な場合が多いが、あくまでも検査であり治療ではないため、その適応を十分に考慮し、安全に施行する必要がある。●現状では腎生検の深鎮静は、麻酔科医ではなく小児科医が担当する場合も多い。●病棟で行う場合も、十分な監視体制のもと、静脈麻酔に熟練し急変対応が可能な医師を配置する。●適切な深鎮静により腎生検を安全に遂行させると同時に、麻酔関連の合併症を最小限にすることが大切である。
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