特集 小児の学際的な睡眠医療 基礎から臨床をつなぐ
最新の小児睡眠医療を行うために 小児期の睡眠呼吸障害
井下 綾子
1
1順天堂大学 医学部耳鼻咽喉科学講座
キーワード:
睡眠時無呼吸症候群
,
アデノイド切除
,
鼻炎
,
扁桃摘出術
,
筋機能療法
Keyword:
Myofunctional Therapy
,
Rhinitis
,
Adenoidectomy
,
Tonsillectomy
,
Sleep Apnea Syndromes
pp.1355-1360
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020397693
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●小児期の睡眠呼吸障害の多くは閉塞性睡眠時無呼吸症(obstructive sleep apnea:OSA)を呈する。●小児OSAは身体発育、顎顔面形態、心血管合併症、高次機能障害など様々な悪影響を及ぼす。●古くから手術が行われてきたが、最近では保存的治療の有効性や術後OSA残存・再発も報告される。●小児OSAの病態は年齢、鼻呼吸障害、季節などで変化する点を念頭に診断・治療戦略を練る。●必要に応じた小児科、耳鼻咽喉科、歯科などとの連携が必要である。
Copyright© 2020 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.