特集 NICU卒業生の予後と診療のポイント
代表的な新生児疾患 低血糖 高インスリン血性低血糖症児を中心に
小林 玲
1
1長岡赤十字病院 新生児科
キーワード:
小児の発達
,
神経系疾患
,
糖尿病
,
高インスリン症-先天性
,
無症候性疾患
,
外来診療
Keyword:
Child Development
,
Diabetes Mellitus
,
Nervous System Diseases
,
Ambulatory Care
,
Congenital Hyperinsulinism
,
Asymptomatic Diseases
pp.1153-1157
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020360827
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●症候性低血糖では神経学的後遺症をきたす可能性が高い。しかし、無症候性低血糖が神経学的予後に影響を与えるかはまだ結論が出ていない。●高インスリン血性低血糖症児では10~40%の児に何らかの発達障害がみられており、長期のフォローアップが必要である。●膵亜全摘を行った高インスリン血性低血糖症児では大部分がインスリン依存性糖尿病を発症するため、小児内分泌科医との連携が必要になる。
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