症例報告
2型糖尿病発症時のインスリン強化療法に関する検討
江口 勇太
1
,
神野 和彦
,
藤井 寛
,
小野 浩明
,
大田 敏之
1広島県立広島病院 小児科
キーワード:
Insulin
,
Metformin
,
血糖
,
多剤併用療法
,
糖尿病-2型
,
肥満
,
治療成績
,
Long-Acting Insulin
,
Short-Acting Insulin
,
強化インスリン療法
Keyword:
Blood Glucose
,
Drug Therapy, Combination
,
Obesity
,
Metformin
,
Insulin
,
Treatment Outcome
,
Diabetes Mellitus, Type 2
,
Insulin, Short-Acting
,
Insulin, Long-Acting
pp.1097-1100
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020328055
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小児2型糖尿病におけるインスリン強化療法(intensive insulin therapy:IIT)の報告は少ない。糖毒性の強い初発小児2型糖尿病患者にIITを行った6例を報告する。必要最大インスリン量は0.8~1.2単位/kg/日(持効型が約25%)で、超速効型は平均20日、持効型は平均34日で中止できた。治療後平均3ヵ月でHbA1c7.0%未満となり、インスリンを再開せずに1~5年間維持できた。
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