特集 月経困難症治療あるある
器質疾患別の月経困難症治療あるある 子宮腺筋症関連
賀来 哲明
1
,
廣田 泰
1東京大学 医学部産婦人科学教室
キーワード:
性腺刺激ホルモン放出ホルモン
,
月経困難症
,
子宮摘出術
,
薬物添加子宮内避妊具
,
Levonorgestrel
,
子宮腺筋症
,
Relugolix
Keyword:
Levonorgestrel
,
Gonadotropin-Releasing Hormone
,
Intrauterine Devices, Medicated
,
Hysterectomy
,
Dysmenorrhea
,
Adenomyosis
,
Relugolix
pp.1309-1313
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2023063106
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器質性月経困難症が外来指導管理料の対象となり,子宮腺筋症や子宮内膜症などの背景疾患が再注目されている.器質性の中でも,子宮腺筋症は約80%に月経困難・月経過多を起こす.子宮腺筋症における月経困難の治療は必ず挙児希望の問診をすることが大切であり,そのうえで子宮腺筋症の発生部位やサイズ,その他の合併疾患の有無とあわせて治療方針を最適化する.本稿では,臨床でよく対応するであろう子宮腺筋症をもつ月経困難の患者に対する治療方針をわかりやすく解説する.
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