特集 月経困難症治療あるある
月経困難症の薬物療法あるある レボノルゲストレル放出子宮内システム療法の管理 挿入・管理・交換
五十嵐 敏雄
1
,
森岡 将来
,
馬場 聡
1帝京大学ちば総合医療センター 産婦人科
キーワード:
異物移動
,
月経困難症
,
薬物添加子宮内避妊具
,
超音波診断
,
Levonorgestrel
Keyword:
Foreign-Body Migration
,
Levonorgestrel
,
Intrauterine Devices, Medicated
,
Ultrasonography
,
Dysmenorrhea
pp.1297-1301
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2023063104
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レボノルゲストレル放出子宮内システム(ミレーナ)は月経困難症治療において,全身性に低エストロゲンや抗エストロゲンをもたらす内服薬や注射薬等と異なり,子宮内膜に直接作用して排卵を抑制させない別ルートの選択肢である.特徴として薬品だが器具でもあるため,医師は挿入手技に習熟する必要がある.挿入後の確認頻度は最初の2~4ヵ月で1~2回,その後は状況により年に1回でよいが,5年後には抜去または交換をしなければならない.器質性疾患では管理料の適応になり,本稿ではその手技的なあるあるについて解説する.
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