特集 プロゲステロン・プロゲストーゲン・プロゲスチン-黄体ホルモンのすべて-
新規黄体ホルモン系薬剤 天然型黄体ホルモンのHRTへの応用
寺内 公一
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1東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科茨城県地域産科婦人科学講座
キーワード:
エストロゲン代償療法
,
LDL Lipoproteins
,
Progesterone
,
子宮内膜増殖症
,
乳房腫瘍
,
リスク
,
静脈血栓塞栓症
Keyword:
Breast Neoplasms
,
Estrogen Replacement Therapy
,
Lipoproteins, LDL
,
Risk
,
Progesterone
,
Endometrial Hyperplasia
,
Venous Thromboembolism
pp.991-996
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022284589
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ホルモン補充療法(HRT)において、子宮内膜増殖症リスクを低下させるために様々なプロゲストーゲンが併用されてきたが、その保険診療上の位置づけは長い間曖昧であった。最近発売されたエフメノカプセル100mgは、「更年期障害及び卵巣欠落症状に対する卵胞ホルモン剤投与時の子宮内膜増殖症の発症抑制」という本来の効能・効果を有する日本初の薬剤であり、その成分である天然型黄体ホルモンのプロゲステロンは、HRTに使用された場合に乳癌リスクを増加させないという特徴がある。
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