症例
骨格筋増加によって貯蔵鉄減少が生じたと推定される高校生女子陸上短距離選手についての考察
松田 貴雄
1
1国立病院機構西別府病院 スポーツ医学センター
キーワード:
Ferritins
,
Myoglobin
,
Transferrin
,
再発
,
鉄
,
貧血-鉄欠乏性
,
陸上競技
,
体脂肪率
,
運動選手
,
除脂肪体重
,
鉄結合能
,
骨格筋肥大
,
鉄欠乏症
Keyword:
Transferrin
,
Ferritins
,
Iron Deficiencies
,
Skeletal Muscle Enlargement
,
Anemia, Iron-Deficiency
,
Iron
,
Track and Field
,
Myoglobin
,
Recurrence
,
Athletes
pp.885-891
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022250765
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女子スポーツではスーパー中学生が高校生になると活躍できないことが少なくなく、特に瞬発系・パワー系競技の選手に多くみられる。症例は貧血症状をくり返す陸上短距離選手。鉄剤投与にてフェリチン増加が観察されたが、すぐに低下がみられた。この間、骨格筋量の増加がみられ、ミオグロビン鉄の増加によって血中の鉄不足が生じたと考えられた。組織鉄増加の指標にトランスフェリン飽和度が有用と考えられた。
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