特集 ここまで進んだ産婦人科関連の予防医学
女性医学 医原性早発閉経患者の骨折予防
小川 真里子
1
,
橋本 志歩
,
杉山 重里
,
高松 潔
1東京歯科大学市川総合病院 産婦人科
キーワード:
Calcitriol
,
Calcium
,
Diphosphoglyceric Acids
,
エストロゲン代償療法
,
医原病
,
抗腫瘍剤
,
骨密度
,
腫瘍
,
閉経-早発
,
放射線障害
,
放射線療法
,
卵巣摘出術
,
アジュバント化学療法
,
女性の健康
,
Selective Estrogen Receptor Modulators
,
Denosumab
,
骨折-骨粗鬆症性
,
生活指導
,
ロコモティブシンドローム
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Bone Density
,
Estrogen Replacement Therapy
,
Menopause, Premature
,
Denosumab
,
Chemotherapy, Adjuvant
,
Women's Health
,
Iatrogenic Disease
,
Radiation Injuries
,
Calcitriol
,
Calcium
,
Ovariectomy
,
Diphosphoglyceric Acids
,
Neoplasms
,
Radiotherapy
,
Selective Estrogen Receptor Modulators
,
Osteoporotic Fractures
pp.835-840
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022250757
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婦人科がんの治療では、手術療法や化学療法、放射線療法がおもに行われるが、そのいずれも卵巣機能の途絶または低下をきたす。特に閉経前にがん治療を行った女性は、早期卵巣不全と同様に、将来的な骨折リスクが高い状態となる。また近年、がんロコモという、がんの影響により運動機能が低下した状態も注目されるようになってきた。悪性腫瘍の治療技術が向上した今、がんサバイバー女性の生涯のQOLを念頭に、適切に骨粗鬆症のスクリーニングと骨折リスクに対する早期介入を行う必要がある。
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