骨粗鬆症マネジメントupdate
続発性骨粗鬆症 CKD患者における骨病変 評価法と骨粗鬆症治療薬
大矢 昌樹
1
,
屋代 充
,
重松 隆
1和歌山県立医科大学 腎臓内科学講座
キーワード:
Calcitriol
,
Diphosphonates
,
骨粗鬆症
,
骨密度
,
副甲状腺ホルモン
,
Teriparatide
,
Selective Estrogen Receptor Modulators
,
慢性腎臓病
,
骨密度維持剤
,
Denosumab
Keyword:
Denosumab
,
Calcitriol
,
Diphosphonates
,
Parathyroid Hormone
,
Osteoporosis
,
Bone Density
,
Teriparatide
,
Selective Estrogen Receptor Modulators
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
Bone Density Conservation Agents
pp.137-143
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.19020/J02201.2017232568
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近年,慢性腎臓病(CKD)が,骨折の独立したリスクファクターであることが指摘されている.KDIGOにより,CKDに伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)という概念に基づいたガイドラインが発表され,従来はおもに腎性骨異栄養症(ROD)と称される骨病変に着目していた病態を,血管石灰化を含む全身性疾患として捉え,生命予後改善を目標とするものとなった.そのなかで,CKD患者での骨粗鬆症を含む骨脆弱性の予防手段を考えることは,わが国における透析患者高齢化との関連性からも,避けて通れない課題の一つと考えられる.本稿では,CKD患者における骨病変の評価と骨粗鬆症治療薬に関して述べる.
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