特集 こんなときどうする?他科とのコミュニケーションガイド
(第7章)整形外科・老年内科 フレイル
小川 純人
1
1東京大学 大学院医学系研究科老年病学
キーワード:
Dehydroepiandrosterone
,
Vitamin D
,
性因子
,
フレイル
Keyword:
Frailty
,
Vitamin D
,
Sex Factors
,
Dehydroepiandrosterone
pp.324-327
発行日 2022年3月25日
Published Date 2022/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022140475
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<産婦人科医におさえてほしいポイント>フレイルは高齢者における身体予備能の低下を基盤として健康障害のリスクを有する脆弱化した心身をとらえている、いわば要介護と自立の中間的な概念である。また、要介護高齢者における女性の割合は男性と比べて多く、女性ではADLやQOLの低下を認めやすい可能性がある。日常診療の中でも「後期高齢者の質問票」等を活用した定期的なフレイル評価を実施することが大切である。加えて、コロナ禍における生活不活発や自粛生活に伴うフレイル進展を防ぐための対策指導も行う。
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