特集 こんなときどうする?他科とのコミュニケーションガイド
(第4章)循環器内科・呼吸器内科 睡眠時無呼吸症候群と多血症
神下 耕平
1
,
田中 敦史
,
野出 孝一
1佐賀県医療センター好生館 循環器科
キーワード:
血栓症
,
多血症
,
リスクマネジメント
,
リスク評価
,
周術期管理
,
静脈血栓症
,
睡眠時無呼吸-閉塞性
Keyword:
Perioperative Care
,
Sleep Apnea, Obstructive
,
Risk Management
,
Polycythemia
,
Risk Assessment
,
Venous Thrombosis
,
Thrombosis
pp.218-222
発行日 2022年3月25日
Published Date 2022/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022140457
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<産婦人科医におさえてほしいポイント>SASは産婦人科患者においても罹患率が上昇しており、様々な疾患との関連がある。臨床症状がある場合や、肥満合併、高齢患者などは特にSAS合併を疑い、精査をおこない、必要時はCPAP療法をはじめとした治療を開始することが望ましい。また、SASの病態から血栓症の合併リスクもあり、静脈血栓塞栓症発症は重篤な転帰をたどる場合があり、適切な評価、診断、治療方針をたてる必要がある。特に、術前や分娩前などで発症した場合には、循環器内科に直ちにコンサルトしていただき、治療方針について慎重に検討が必要である。
Copyright© 2022 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.