特集 新型コロナウイルス感染症が産婦人科診療に与えた影響
【I.現状と対策】COVID-19の流行動態と近未来の見通しに関する疫学モデル研究
茅野 大志
1
,
西浦 博
1京都大学 大学院医学研究科社会健康医学系専攻
キーワード:
死亡率
,
リスク評価
,
集団免疫
,
基本再生産数
,
疾病の流行
,
COVID-19
,
疫学モデル
Keyword:
Mortality
,
Risk Assessment
,
COVID-19
,
Epidemiological Models
,
Immunity, Herd
,
Epidemics
,
Basic Reproduction Number
pp.213-218
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022135859
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新型コロナウイルス感染症の流行は、人々の健康だけではなく、非特異的対策のために、社会活動の制限などわれわれの生活にも大きな影響を与えた。数理モデルに関していえば、流行状況の評価として実効再生産数などの推定が注目を集め、はじめて政策提言に利用されることとなった。本稿では数理モデルを用いた疫学研究を簡単に紹介し、2020~2021年の日本における流行動態について、集団免疫などの理論を解説しつつ、近未来の流行予測についても簡潔に紹介する。
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