特集 新型コロナウイルス感染症が産婦人科診療に与えた影響
【I.現状と対策】日本における妊婦の罹患・転帰
出口 雅士
1
,
施 裕徳
,
山田 秀人
1神戸大学 大学院医学研究科外科系講座産科婦人科学分野
キーワード:
危険因子
,
疾病の発生
,
新生児疾患
,
妊娠合併症-感染性
,
母性年齢
,
妊娠転帰
,
BMI
,
臨床的増悪
,
COVID-19
Keyword:
Maternal Age
,
Infant, Newborn, Diseases
,
Pregnancy Complications, Infectious
,
Disease Outbreaks
,
Body Mass Index
,
Clinical Deterioration
,
Pregnancy Outcome
,
COVID-19
,
Risk Factors
pp.219-227
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022135860
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新型コロナウイルス感染症は国内でも流行が拡がり妊婦の感染例も相次いでいる。海外の報告では早産リスクは高いが、胎児異常、流産、死産のリスクは高くはないとされる。妊娠そのものも重症化リスクとされ、なかでも肥満、喫煙歴、糖尿病、高血圧等を伴う妊娠はよりリスクが高いとされる。われわれは新型コロナウイルス感染妊婦のレジストリを行い、わが国の妊婦における罹患、転帰、重症化要因の調査を行っており、2021年8月1日までに登録された180人の解析結果について報告する。
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