特集 少子化時代における就労女性の不妊治療
精液検査・フーナーテスト・人工授精の実際
兼子 智
1
,
高松 潔
1東京歯科大学市川総合病院 産婦人科
キーワード:
密度勾配遠心分離
,
人工授精
,
不妊症
,
DNA断片化
,
精液検査
,
奇形精子症
Keyword:
Centrifugation, Density Gradient
,
Insemination, Artificial
,
Infertility
,
Teratozoospermia
,
Semen Analysis
,
DNA Fragmentation
pp.1439-1443
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022034117
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
本稿では、まず精液検査の実際を紹介するとともに、人工授精(IUI)実施における精子側の留意点について述べた。体外受精(IVF)では発生した胚のみを子宮に移植するのに対し、IUIは調製した精子を直接子宮腔内に注入するため、細菌に対してより細かい配慮が求められることから、精子調製における除菌、殺菌について紹介した。最後に、最近の精子機能形態検査の進歩を紹介し、精子側情報を考慮した治療を展望した。
Copyright© 2021 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.