基礎講座
精液検査で正確な結果を報告するために
畑 景子
1
,
原 鐵晃
1広島県立広島病院 成育医療センター生殖医療科
キーワード:
検体取り扱い法
,
水素イオン濃度
,
精子運動性
,
白血球
,
不妊症-男性
,
精液検査
Keyword:
Hydrogen-Ion Concentration
,
Infertility, Male
,
Leukocytes
,
Sperm Motility
,
Specimen Handling
,
Semen Analysis
pp.620-624
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2022245569
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◎生殖医療はカップルが同時に治療をスタートすることが重要であり、精液検査は最初に行うべき検査である。また、最低2回の検査が推奨される。◎精子の運動性は体外環境に左右されるため、射出されてから検査までの時間および温度管理が重要である。◎精液検査の基準値は、パートナーの妊娠が可能であるかを示すものではない。しかしながら、基準値を著しく下回る場合は、体外受精などの高度生殖医療の適応を考慮する。
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