特集 最新産婦人科遺伝診療ABC
羊水検査、絨毛検査
上出 泰山
1
,
佐村 修
1東京慈恵会医科大学 産婦人科学講座
キーワード:
遺伝相談
,
感染
,
Rh-Hr式血液型
,
染色体分染法
,
胎盤
,
モザイク現象
,
羊水穿刺
,
流産
,
FISH法
,
絨毛穿刺
,
遺伝子マイクロアレイ法
,
双胎妊娠
,
Rh(D)抗原
Keyword:
Chromosome Banding
,
Chorionic Villi Sampling
,
Infections
,
Abortion, Spontaneous
,
Genetic Counseling
,
Rh-Hr Blood-Group System
,
In Situ Hybridization, Fluorescence
,
Placenta
,
Mosaicism
,
Amniocentesis
,
Oligonucleotide Array Sequence Analysis
,
Pregnancy, Twin
,
Rho(D) Antigen
pp.31-36
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021086377
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母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査(non-invasive prenatal testing:NIPT)の拡大により、侵襲的検査である絨毛検査や羊水検査は施行件数が減少している。しかし、非侵襲的検査は確定検査ではないため、確定検査である絨毛検査や羊水検査の重要性は変わらない。また最大の合併症である流産のリスクは従来考えられていたより低いと近年報告されている。胎児超音波診断や遺伝学的解析技術の発展により手技だけでなく、施行する者は幅広い知識を獲得し適切な情報提供を行う必要がある。
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