特集 異所性妊娠の最新診療
異所性妊娠の病因
綾部 琢哉
1
1帝京大学 医学部産婦人科
キーワード:
危険因子
,
異所性妊娠
,
子宮内膜
,
蠕動
,
卵管
,
生殖補助技術
Keyword:
Oviducts
,
Peristalsis
,
Endometrium
,
Risk Factors
,
Pregnancy, Ectopic
,
Reproductive Techniques, Assisted
pp.756-760
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020296765
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受精卵は卵管により受動的に移送されている。卵管は筋層の蠕動運動と、内腔の線毛細胞による線毛運動により受精卵を移送する。また分泌細胞により卵管腔内には様々な因子が分泌されており受精卵の発育に関与する。子宮筋層も蠕動し初期胚の移動にかかわる。これらの機序の破綻が異所性妊娠(EP)の原因となり得る。EPにおいては前方視的な解析ができない。体外受精・胚移植におけるEPの解析は病態モデルの1つになり得る。
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