症例
腟壁に発生した髄外形質細胞腫の1例
岡田 さおり
1
,
岡本 真実子
,
中村 雄介
,
森内 昭
1国立病院機構大分医療センター 婦人科
キーワード:
形質細胞腫
,
MRI
,
腟腫瘍
,
放射線療法
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Plasmacytoma
,
Vaginal Neoplasms
,
Radiotherapy
pp.600-604
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020274459
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腟原発の形質細胞腫の報告は極めてまれである。症例は83歳。性器出血を主訴に受診した。腟鏡診では、腟壁から小指頭大の乳頭状で易出血性の腫瘤を複数認めた。子宮頸部および体部の細胞診で腫瘍細胞を認め、頸部および腟壁腫瘍の生検で形質細胞腫と診断された。高齢であることから放射線治療を選択した。腟から子宮に対して50Gyの照射を行ったところ腫瘤陰影は消失した。現在経過観察中である。
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