特集 産婦人科医も知っておきたい旅行医学関連の諸問題~東京オリンピック・パラリンピックに向けて
外国人患者の未収金問題
二見 茜
1
1東京医科歯科大学医学部附属病院 国際医療部
キーワード:
医療保険
,
言語行動
,
社会保障
,
未払金と未収入金
,
外国人
,
自己負担
Keyword:
Financing, Personal
,
Accounts Payable and Receivable
,
Insurance, Health
,
Verbal Behavior
,
Social Security
pp.399-405
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020201310
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医師法第19条には、「応召義務」として「診療に従事する医師は、診察治療の求があった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない」と規定されており、外国人だから、日本語が話せないから、保険証をもっていないからという理由で、診療を拒否することはできない。拒否することができないのであれば、安全に診療するために、未収金対策を講じて、外国人患者受け入れ体制整備を進めていかなくてはならない。未収金は、「準備」と「適切なコミュニケーション」で予防することができる。本稿では、未収金対策の基本をわかりやすく説明する。
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