特集 栄養療法のコツとピットフォール-実践力アップに活かす最新情報
(Part 2)静脈経腸栄養のコツとピットフォール 電解質管理 検査値の見方と補正の方法について
吉田 貞夫
1
1ちゅうざん会ちゅうざん病院
キーワード:
Magnesium Oxide
,
Mineralocorticoids
,
Sodium
,
経腸栄養
,
ADH不適合分泌症候群
,
低カリウム血症
,
低ナトリウム血症
,
電解質
,
水-電解質平衡異常
,
薬物治療管理
,
Potassium Aspartate
,
高マグネシウム血症
Keyword:
Water-Electrolyte Imbalance
,
Electrolytes
,
Enteral Nutrition
,
Aspartic Acid
,
Magnesium Oxide
,
Sodium
,
Mineralocorticoids
,
Inappropriate ADH Syndrome
,
Hypokalemia
,
Hyponatremia
,
Medication Therapy Management
pp.478-484
発行日 2022年9月25日
Published Date 2022/9/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2023035851
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Point>・低ナトリウム血症(血清ナトリウム135mEq/L未満)では、疲労感、頭痛・悪心、食思不振、けいれん、昏睡などの症状を呈し、全身状態やADLが悪化する。・低ナトリウム血症の治療を行う際には、体内の水分量とのバランスに配慮し、原因を正しく把握することが重要である。・体内のカリウムの98%は細胞内に存在し、細胞内のカリウムの不足が補われないと、低カリウム血症(血清カリウム3.5mEq/L未満)を再発する。・酸化マグネシウム製剤により高マグネシウム血症(血清マグネシウム2.1mEq/L以上)を発症することがあり、心不全、死亡のリスクがある。・薬剤による電解質異常に注意する。
Copyright© 2022 Ishiyaku Pub,Inc. All rights reserved.