特集 高齢者の呼吸器感染症治療―症例が示すマネジメントの最前線
◉肺炎
④レジオネラ菌
宮下 修行
1
,
尾形 誠
2
,
福田 直樹
3
1関西医科大学 内科学第一講座 呼吸器感染症・アレルギー科 教授
2関西医科大学 内科学第一講座 呼吸器感染症・アレルギー科 講師
3関西医科大学 内科学第一講座 呼吸器感染症・アレルギー科 助教
キーワード:
レジオネラ
,
尿中抗原検査
,
診断スコア・モデル
,
日本化学療法学会
Keyword:
レジオネラ
,
尿中抗原検査
,
診断スコア・モデル
,
日本化学療法学会
pp.243-248
発行日 2019年12月10日
Published Date 2019/12/10
DOI https://doi.org/10.34426/kk.0000000075
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Summary
レジオネラは集中治療室で治療が必要な重症肺炎と認識されているが,軽症例も多数存在する。しかし,適切な抗菌薬が選択されなかった場合,急速に進行して死に至る症例があるため初期抗菌薬選択が重要となる。このため日本のレジオネラの現状と対策を検討する目的から,日本化学療法学会は2006年に「レジオネラ治療評価委員会」を発足し,日本のレジオネラ肺炎の解析を継続して実施している。これまでに臨床的特徴や抗菌薬感受性,治療評価,診断スコア・モデルの作成など,多くの成績を発表している。
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