エビデンスをおさえる手術部位感染(SSI)対策
■術前・術中・術後SSI 対策の最新トピック❶消化器外科におけるロボット支援手術のSSI 対策―臓器別知見とエビデンスに基づく管理
水内 祐介
1
1九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科 講師
pp.195-199
発行日 2025年7月15日
Published Date 2025/7/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000563
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手術部位感染(surgical site infection:SSI)は,外科手術後に発生する主要な合併症の一つであり,浅層・深層の切開創感染および臓器・体腔内感染を引き起こす。SSIは,術後の入院期間の延長や再入院の増加,医療費の上昇といった医療経済的負担を招くだけでなく,患者の生活の質(QOL)や生命予後の悪化にも直結する重大な課題である。

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