Special feature 医療従事者を守る職業感染制御の再点検
■血液・体液曝露予防,呼吸器感染予防による職業感染制御の重要性
國島 広之
1
1聖マリアンナ医科大学感染症学講座 主任教授
pp.83-87
発行日 2024年4月15日
Published Date 2024/4/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000460
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2019年に発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では,多くの医療従事者に職業感染がみられた。新型コロナウイルス感染症に関する労災請求件数等(累計)では,約21万人が労災認定されており,うち医療従事者が4分の3を占めている(2023年12月末日現在)。新型コロナ以外の医療従事者の公務災害は年間約50~200件弱(平均約80件/年)であり,医療従事者は,多大なる危険性のもと新たな感染症の診療を行っている。
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