特集 インフルエンザ診療スキルアップのための最新レビュー
インフルエンザの病態・治療・予防の最新レビュー 免疫不全・免疫低下患者のインフルエンザ 入院患者と通院患者の発症について
山崎 行敬
1
,
國島 広之
1聖マリアンナ医科大学 感染症学講座
キーワード:
HIV感染症
,
インフルエンザ-ヒト
,
インフルエンザワクチン
,
易感染性宿主
,
院内感染
,
腫瘍
,
糖尿病
,
免疫不全症候群
,
予防接種
,
感染予防管理
,
慢性腎臓病
,
手指衛生
Keyword:
Diabetes Mellitus
,
Cross Infection
,
Immunologic Deficiency Syndromes
,
Influenza, Human
,
Influenza Vaccines
,
Neoplasms
,
Vaccination
,
HIV Infections
,
Immunocompromised Host
,
Infection Control
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
Hand Hygiene
pp.282-287
発行日 2017年12月10日
Published Date 2017/12/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2018048696
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インフルエンザは日本で最大の市中感染症のひとつであり、胆癌患者や糖尿病、慢性閉塞性肺疾患、慢性腎臓病をはじめ、免疫不全および免疫低下において、より重症化することが知られている。医療施設の入院患者および通院患者、社会福祉施設の入所者は、インフルエンザの罹患および伝播リスクを有することから、日頃からの手指衛生の励行および、家族や医療従事者を含めたインフルエンザワクチンの接種、患者および家族との感染予防に関する情報共有、罹患時の丁寧な評価と早期からの抗インフルエンザ薬による治療が重要である。
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