医療関連感染症 起こさないためにどうするか? 起きてしまったらどうするか? 医療関連感染症の防止対策
アウトブレイクを未然に防ぐための対策 インフルエンザ・ノロウイルス感染症を見逃さない
倉井 華子
1
1静岡県立静岡がんセンター 感染症内科
キーワード:
インフルエンザ-ヒト
,
インフルエンザワクチン
,
嘔吐
,
院内感染
,
疾病の発生
,
職業性曝露
,
寝具とリネン
,
保護具
,
予防接種
,
カリシウイルス科感染症
,
感染予防管理
,
感染症伝播
,
早期診断
,
ノロウイルス
,
感染性廃棄物
Keyword:
Bedding and Linens
,
Disease Outbreaks
,
Cross Infection
,
Influenza, Human
,
Influenza Vaccines
,
Protective Devices
,
Vomiting
,
Vaccination
,
Occupational Exposure
,
Caliciviridae Infections
,
Infection Control
,
Disease Transmission, Infectious
,
Norovirus
,
Early Diagnosis
pp.959-962
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014039711
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インフルエンザやノロウイルスは,ときに院内でアウトブレイクを起こす.インフルエンザは飛沫感染対策でワクチン接種が有効である点,ノロウイルスは接触感染対策でアルコール製剤の消毒効果が期待できない点が異なる.だが,共通する重要な対策としては,患者を早期に発見し感染対策を開始すること,手指衛生を徹底すること,体調不良の職員が休むことのできるルールをつくることが基本となる.
©Nankodo Co., Ltd., 2013