特集 正しい選び方・使い方を導く 成人肺炎の抗菌薬治療 最新ナビゲート
肺炎サーベイランスと抗菌薬治療の実際 地域サーベイランスを活かした抗菌薬の選び方・使い方
濱田 洋平
1
,
青木 洋介
1佐賀大学医学部附属病院 感染制御部
キーワード:
抗細菌剤
,
疾病の発生
,
集団サーベイランス
,
市中感染
,
肺炎-細菌性
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Disease Outbreaks
,
Population Surveillance
,
Community-Acquired Infections
,
Pneumonia, Bacterial
pp.229-233
発行日 2017年9月10日
Published Date 2017/9/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2017360720
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
市中肺炎診療において、患者背景や臨床所見などと共に、地域での原因菌の分布や薬剤感受性パターンを集積したサーベイランス情報を考慮して初期抗菌薬選択を行うことは、個々の患者に対する感染症診療の最適化に繋がるものである。地域での耐性菌の分類頻度によって初期抗菌薬として広域抗菌薬を考慮するが、同時に狭域抗菌薬での開始の適応についても考察する。耐性菌のリスクを過不足なく見積もり、適切な抗菌薬選択を心掛ける必要がある。
Copyright(C) 2017 Van Medical co., Ltd. All rights reserved.