特集 正しい選び方・使い方を導く 成人肺炎の抗菌薬治療 最新ナビゲート
院内肺炎(HAP)、医療・介護関連肺炎(NHCAP)の抗菌薬治療 誤嚥性肺炎における抗菌薬の選び方・使い方
寺本 信嗣
1
1喜恵会和光駅前クリニック 内科
キーワード:
抗細菌剤
,
入院
,
肺炎-誤嚥性
,
ターミナルケア
,
在宅医療
,
外来診療
Keyword:
Ambulatory Care
,
Anti-Bacterial Agents
,
Hospitalization
,
Pneumonia, Aspiration
,
Terminal Care
pp.224-228
発行日 2017年9月10日
Published Date 2017/9/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2017360719
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誤嚥性肺炎の治療では、抗菌薬を患者の全身状態や治療状況で選ぶことが大切である。嚥下障害に伴う服薬の困難、全身状態の悪化に伴う低アルブミン血症、などを考慮した薬剤選択が求められる。原因菌としては、NHCAP誤嚥性肺炎は、CAPとほぼ同等、加えて嫌気性菌を考慮し、院内肺炎では、緑膿菌も念頭に追いた薬剤選択が必要である。治療ターゲットとしては、CAP、NHCAPの誤嚥性肺炎を正しく治療することが大事であり、抗菌薬選択はあくまで手段であり、治療の第一段階であるという病態の認識が最も大切である。
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