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厚労省概算要求は過去最大の34兆2,763億円 社会保障費の自然増は4,100億円
「社会保険旬報」編集部
pp.94-95
発行日 2024年10月20日
Published Date 2024/10/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000001740
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厚生労働省は8月30日、2025年度予算の概算要求を財務省に提出しました。要求額は、過去最大の34兆2,763億円で、前年度当初予算と比べると4,574億円(1.35%)の増加となっています。厚労省予算の大半を占める年金・医療等の経費は対前年度比3,677億円増(1.15%)の32兆4,375億円となりました。2025年度に予定される薬価の中間年改定は、予算編成過程で検討することとしています。2025年度予算では、少子高齢化・人口減少時代にあっても、国民1人ひとりが安心して生涯活躍できる社会の実現をめざし、医療・介護のDXや地域医療・介護の基盤強化に取り組むほか、地域共生社会を通じて、包摂的な社会の実現をはかることとしています。また、持続的・構造的な賃上げに向けて労働市場改革を進め、多様な人材の活躍促進に向けて重点的に取り組む考えを示しています。
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