質量分析による菌種同定―想定外の結果が出たら?
5.Actinotignum schaalii
米本 高弘
1
1洛和会音羽病院 感染症科
pp.766-769
発行日 2026年8月15日
Published Date 2026/8/15
DOI https://doi.org/10.32118/mt54080766
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要点
・A. schaaliiは尿路感染症の原因となりうるグラム陽性桿菌であり,MALDI-TOF MSでしばしば検出される.しかし,種レベルの同定には限界がある.
・通常の尿培養では発育不良となりやすく,しかも,グラム陽性桿菌なので汚染菌とみなされ無視されやすい.培養結果を正しく解釈するには臨床現場との密なコミュニケーションが必要である.
・β-ラクタム系抗菌薬に感受性良好だが,トリメトプリム・スルファメトキサゾールやキノロン系への耐性が報告されている.

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