特集 自信がもてる! 血管へのアプローチ―採血と静脈路確保
(Chapter 02)静脈採血
(Section 03)採血検体の取り扱い 2)要因別にみる検査値への影響・ピットフォール ❻保存・搬送条件
山崎 家春
1
,
長谷川 修
1
1株式会社ビー・エム・エル 営業本部/信頼性保証部
pp.1425-1430
発行日 2024年12月25日
Published Date 2024/12/25
DOI https://doi.org/10.32118/mt52131425
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
✔規定線のついている採血管で採血量不足となった場合に,同一患者の別の採血管の血液を補充して量合わせが行われることがある.電話での形式的な再採血依頼を見直す必要がある.
✔保存温度・時間による検査値への影響を軽減する必要がある.血清を用いた検査の場合には採血後,血餅形成を確認して速やかに遠心分離を行うことが基本である.
✔在宅医療の現場では,指先部や手のひら部から採取した微量全血を用いた迅速検査が実施されているが,各採血手技により検体や検査結果への影響が生じることを認識する必要がある.
Copyright © 2024 Ishiyaku Pub,Inc. All Rights Reserved.