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特集 免疫疾患とウイルス感染 virome時代の再評価
HTLV-1感染と神経免疫疾患
HTLV-1 infection and neuroimmune diseases
山岸 誠
1
Makoto YAMAGISHI
1
1東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻感染症ゲノム腫瘍学分野
キーワード:
ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)
,
HTLV-1関連脊髄症(HAM)
,
RGMa
,
MAP3K8
Keyword:
ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)
,
HTLV-1関連脊髄症(HAM)
,
RGMa
,
MAP3K8
pp.1171-1174
発行日 2026年9月26日
Published Date 2026/9/26
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298131171
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ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)感染症は,同じウイルス感染を起点としながら,無症候性キャリア,成人T細胞白血病リンパ腫(ATL),HTLV-1関連脊髄症(HAM)など多様な病態へ分岐する複雑な疾患群である.特にHAMは,HTLV-1感染CD4陽性T細胞を起点とした慢性炎症により脊髄障害をきたす神経免疫疾患であり,疾患活動性の制御や神経障害の抑制が重要な課題である.近年,エピゲノム解析や単一細胞解析などのオミクス技術の発展により,感染細胞が獲得する遺伝子制御異常や免疫機能異常が明らかになりつつある.本稿では,HTLV-1感染細胞の病態形成機構を概説するとともに,HAMにおけるRGMaを介した神経細胞障害機構,MAP3K8を中心とする慢性炎症機構を紹介し,オミクス解析に基づく今後の治療標的探索の可能性を論じる.

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