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第1土曜特集 日本における臓器移植の「青写真」――脳死ドナー300件時代に向けて
臓器別にみた日本の臓器移植の現状と課題
肺移植の現状と課題
Current status and challenges of lung transplantation
岡田 克典
1
Yoshinori OKADA
1
1東北大学加齢医学研究所呼吸器外科学分野
キーワード:
肺移植
,
脳死肺移植
,
生体肺移植
,
肺および心肺移植研究会
Keyword:
肺移植
,
脳死肺移植
,
生体肺移植
,
肺および心肺移植研究会
pp.84-88
発行日 2026年7月4日
Published Date 2026/7/4
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298010084
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肺移植は終末期肺疾患に対する有効な治療法として確立している.今日では年間3,500件ほどの肺移植手術が北米と欧州を中心に行われており,世界の肺移植実施数の累計は6万5千件を超すことが報告されている.国内では,2024年時点で過去最多となる148件の肺移植が行われ,日本の肺移植実施数の累計は2024年末時点で1,315件となった.また,国際登録の成人脳死肺移植後5年生存率が約54%であるのに対し,国内における脳死および生体肺移植後の5年生存率はそれぞれ約72%と良好である.肺移植成績のさらなる向上のためには,虚血・再灌流傷害ならびに慢性拒絶反応の病態解明とそれらの合併症の予防・治療法の確立が重要である.

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