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第5土曜特集 がん医療の最前線 臨床と研究の共創
がんの診断
画像診断
-――PET分子イメージングの進歩と新たな方向性
Diagnostic imaging
――Advances and emerging directions in PET molecular imaging
久下 裕司
1
Yuji KUGE
1
1北海道大学アイソトープ総合センター
キーワード:
放射性医薬品
,
分子イメージング
,
PET(ポジトロンCT)
,
核医学
,
セラノスティクス
Keyword:
放射性医薬品
,
分子イメージング
,
PET(ポジトロンCT)
,
核医学
,
セラノスティクス
pp.721-726
発行日 2026年5月30日
Published Date 2026/5/30
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297090721
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がんの画像診断は多岐にわたるが,核医学手法,特にPETによる分子イメージングは,代謝や受容体発現など,治療戦略に有用な情報を提供できることから,重要な腫瘍診断ツールとして注目されている.特に,FDG-PETは広くがんの診断に用いられている.また最近,アミノ酸代謝イメージング剤である[18F]FACBC(フルシクロビン)や,前立腺特異的膜抗原(PSMA)イメージング剤である[68Ga]ゴゼトチドの保険診療が認められ,多様な機能情報を画像化しうる臨床診断ツールへと進化しつつある.さらに,Ga-68などの金属核種の利用拡大や,セラノスティクスを指向した “診断薬と治療薬との同時開発” など,PETイメージング剤の開発にも新しい流れが生じている.このような新たな方向性を的確に捉えた研究開発により,PETによる分子イメージングがさらに発展し,重要な腫瘍診断ツールとして精密医療・個別化医療に貢献することが期待される.

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