Japanese
English
TOPICS 免疫学/癌・腫瘍学
肺がんに対する免疫チェックポイント阻害薬の治療効果と腸内・肺内細菌叢との関連
Association between treatment efficacy of immune checkpoint inhibitors for lung cancer and gut/lung microbiota
庄司 文裕
1
Fumihiro SHOJI
1
1滋賀医科大学呼吸器外科
pp.175-177
発行日 2026年4月11日
Published Date 2026/4/11
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297020175
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
ヒト体内細菌叢研究
人間の体に宿っている細菌のなかでも最大規模である腸内細菌叢はヒトにおいて宿主免疫を司っている.腸内細菌研究はがん領域においても脚光を浴びており,腸内細菌叢と肺がんに関する研究も増加の一途をたどっている1).特に肺がん治療のkey drugである免疫チェックポイント阻害薬(immune-check point inhibitors:ICI)の治療効果は,この腸内細菌叢が修飾することが多数報告されている.また次世代シークエンス等の解析技術の発展に伴い,肺も含めた各臓器に常在細菌叢が存在することが明らかとなった.さらにこうした常在細菌叢が各臓器に発生した悪性腫瘍内にも侵入し,局所腫瘍免疫を担っていることが示唆されている2).

Copyright © 2026 Ishiyaku Publishers,Inc. All Rights Reserved.

