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特集 脱毛症――研究と診療の進歩
円形脱毛症モデルマウス(C3H/HeJモデル)の理解
Mouse model of alopecia areata
――C3H/HeJ mice
橋本 惠以
1
Kei HASHIMOTO
1
1マルホ株式会社京都R & Dセンター
キーワード:
円形脱毛症(AA)
,
C3H/HeJマウス
,
疾患モデル動物
Keyword:
円形脱毛症(AA)
,
C3H/HeJマウス
,
疾患モデル動物
pp.1149-1153
発行日 2025年12月27日
Published Date 2025/12/27
DOI https://doi.org/10.32118/ayu295121149
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円形脱毛症(AA)の研究において,疾患モデル動物のひとつであるC3H/HeJモデルは,病態メカニズムの解明や新規治療法の開発に有用である.AAを発症したC3H/HeJマウス由来の皮膚または皮膚所属リンパ節細胞を移植することで,再現性の高いモデル作製が可能となる.本モデルでは,臨床所見,病変部位におけるCD8+NKG2D+T細胞の浸潤,IFN-γの発現増加,MHCクラスⅠの異所性発現など,ヒトのAAと類似した病態が観察される.また,AA治療薬のひとつであるJAK阻害薬の薬効も確認されている.一方で,TLR4の変異や種差によるヒト特異的分子の欠如といった限界もある.したがって,本モデルの特性を十分に理解したうえで活用することが重要である.

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