特集 戦略的病院広報—病院の魅力を高めリスクを減らす
いま求められる戦略的広報
病院を取り巻くさまざまなステークホルダーとの良好な関係構築に不可欠なパブリック・リレーションズ
鈴木 孝徳
1
1株式会社井之上パブリックリレーションズ
キーワード:
倫理観
,
双方向性コミュニケーション
,
自己修正
Keyword:
倫理観
,
双方向性コミュニケーション
,
自己修正
pp.949-954
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211795
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■はじめに:パブリック・リレーションズとは
株式会社井之上パブリックリレーションズ(以下,当社)は,独立系のパブリック・リレーションズ(PR)のコンサルティング会社として井之上喬(現:代表取締役会長兼CEO)が設立し2020年7月に設立50周年を迎えた.設立以来,国内外の企業をはじめ政府機関,各種団体など幅広い分野の顧客に対して危機管理も含めたさまざまなパブリック・リレーションズに関するコンサルテーションや戦略的広報の立案,実践を通じ日本でのパブリック・リレーションズの啓発活動,社会への普及活動を継続している.
こうした実践的活動を通して,さまざまなパブリックとの良好な関係性の構築・維持・発展活動であるリレーションシップ・マネジメントをコアとするパブリック・リレーションズについて,井之上は「個人や組織体が最短距離で目標や目的を達成する,『倫理観』に支えられた『双方向性コミュニケーション』と『自己修正』をベースとしたリレーションズ(関係構築)活動である」と定義している1).
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