Japanese
English
特集 低侵襲内視鏡外科手術の最前線
II. 各論
1. 食道
1)食道癌に対するロボット支援縦隔鏡下手術
Robot assisted transmediastinal esophagectomy for esophageal cancer
瀬戸 泰之
1
,
八木 浩一
1
,
谷島 翔
1
,
浦辺 雅之
1
,
奥村 康弘
1
,
山下 裕玄
2
,
愛甲 丞
3
,
山形 幸徳
4
,
森 和彦
5
Y. Seto
1
,
K. Yagi
1
,
S. Yajima
1
,
M. Urabe
1
,
Y. Okumura
1
,
H. Yamashita
2
,
S. Aikou
3
,
Y. Yamagata
4
,
K. Mori
5
1東京大学消化管外科
2日本大学消化器外科
3東京大学医科学研究所フロンティア外科学
4国立がん研究センター中央病院胃外科
5三井記念病院消化器外科
キーワード:
食道癌
,
ロボット支援
,
縦隔鏡
,
低侵襲
Keyword:
食道癌
,
ロボット支援
,
縦隔鏡
,
低侵襲
pp.226-235
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_226
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
食道癌に対するロボット支援縦隔鏡下手術は,ロボット活用と,胸腔を経由しない縦隔アプローチで食道癌根治切除術を行う二つの新しい術式で成り立っている.本術式ではロボットは経食道裂孔的に挿入され,頸部からは縦隔鏡で操作が行われる.片肺換気麻酔を回避することができ,術後肺合併症を抑制できる.また,肺切除後や慢性閉塞性肺疾患(COPD)など胸腔アプローチ困難症例でも根治切除が可能であり,食道外科医が取得すべき術式である.
© Nankodo Co., Ltd., 2023